
株式投資は基本的には株を現物で所有するのが一般的ですが、信用取引では売りから入ることができ、株価が下がると思うのであれば売りから入ることで市況が悪くても利益を出すことができます。
基本的には現物のみを取引していたのですが、最近の市場を見ると株価が持ち直すのにだいぶ時間を要しそうなので空売りトレードも実施していこうと思います。
出来高がないと取引できないことやJQやマザーズのような新興市場銘柄は取引できない、もしくはできたとしても手数料が高いので、東証一部の出来高がある程度大きいものを対象としています。

スクリーニング
銘柄を選定するうえで以下の基準でスクリーニングしていきます。
スクリーニング基準1
- 市場:東証一部
- 規模:大型株、中型株
- PER(株価収益率)(予)(倍):30倍以上
- 株価移動平均線乖離率:52週 0%以下
(52週平均線より株価が下にあるものが対象) - 平均売買代金:1,000百万円以上(5日間)
スクリーニング基準2
- 市場:東証一部
- 規模:大型株、中型株
- PER(株価収益率)(倍):30倍以上
- 株価移動平均線乖離率:52週 0%以下
(52週平均線より株価が下にあるものが対象) - 平均売買代金:1,000百万円以上(5日間)
スクリーニング基準3
- 市場:東証一部
- 規模:大型株、中型株
- 当期純利益(百万円):0以下
- 株価移動平均線乖離率:52週 0%以下
(52週平均線より株価が下にあるものが対象) - 平均売買代金:1,000百万円以上(5日間)
以上の結果、該当銘柄は85銘柄となっています。

※新規でリスト入りした銘柄は赤字にしています。
- 6920 レーザーテック
- 6098 リクルートHLDG
- 6861 キーエンス
- 9983 ファーストリテイリング
- 6594 日本電産
- 6902 デンソー
- 6954 ファナック
- 6367 ダイキン工業
- 7741 HOYA
- 4568 第一三共
- 2413 エムスリー
- 9201 日本航空
- 7201 日産自動車
- 4911 資生堂
- 9202 ANA HLDG
- 4689 Z HLDG
- 7733 オリンパス
- 6506 安川電機
- 4543 テルモ
- 9021 西日本旅客鉄道
- 6645 オムロン
- 4612 日本ペイントHLDG
- 6869 シスメックス
- 4307 野村総合研究所
- 3697 SHIFT
- 4755 楽天グループ
- 3994 マネーフォワード
- 8113 ユニ・チャーム
- 4188 三菱ケミカルHLDG
- 7261 マツダ
- 4004 昭和電工
- 2127 日本M&AセンターHLDG
- 8267 イオン
- 6383 ダイフク
- 4523 エーザイ
- 5486 日立金属
- 7211 三菱自動車工業
- 7205 日野自動車
- 4185 JSR
- 4684 オービック
- 6951 日本電子
- 3769 GMOペイメントゲートウェイ
- 3923 ラクス
- 9962 ミスミグループ本社
- 5332 TOTO
- 2371 カカクコム
- 4902 コニカミノルタ
- 7701 島津製作所
- 7747 朝日インテック
- 4922 コーセー
- 3092 ZOZO
- 7752 リコー
- 7012 川崎重工業
- 7951 ヤマハ
- 6965 浜松ホトニクス
- 6770 アルプスアルパイン
- 4151 協和キリン
- 6845 アズビル
- 2181 パーソルHLDG
- 4483 JMDC
- 9041 近鉄グループHLDG
- 6471 日本精工
- 9007 小田急電鉄
- 9602 東宝
- 9008 京王電鉄
- 4536 参天製薬
- 4587 ペプチドリーム
- 7936 アシックス
- 4921 ファンケル
- 2412 ベネフィット・ワン
- 6305 日立建機
- 2651 ローソン
- 3401 帝人
- 8905 イオンモール
- 8919 カチタス
- 6473 ジェイテクト
- 4927 ポーラ・オルビスHLDG
- 4631 DIC
- 2212 山崎製パン
- 2175 エス・エム・エス
- 8114 デサント
- 9006 京浜急行電鉄
- 6465 ホシザキ
- 2593 伊藤園
- 9533 東邦瓦斯
追加で以下も記載しています。

スクリーニング基準4
売買代金が1,000百万以上で検討しているので、上記1~3の基準で小型株でもスクリーニングしてみました。
- 9519 レノバ
- 4919 ミルボン
- 3962 チェンジ
- 6472 NTN
- 6095 メドピア
- 3182 オイシックス・ラ・大地
- 4384 ラクスル
- 2695 くら寿司
- 2427 アウトソーシング
- 9603 エイチ・アイ・エス
以上の銘柄のチャート&出来高と業績やリリースなどファンダメンタル情報で気になった銘柄をについて次に記載していきます。
6920 レーザーテック
企業概要
時価総額 | 2,022,906 百万円 | 業種別 時価総額順位 | 電気機器 14 / 247 社 |
出来高 | 155,900,323 千円 | 上場市場 | 東証1部 |
外国法人持株比率 | 35.9% | 監査法人 | PwCあらた有限責任監査法人 |
業務内容 |
半導体検査・測定装置を製造・販売。EUVマスク関連検査装置に強み。マスクブランクス欠陥検査装置では世界シェア100%。22.6期上期は顧客の活発な設備投資を受けて増収増益に。通期最高業績・連続増配を計画。 記:2022/02/06 |
転載元:FISCO
テクニカル分析


信用売残(出来高割合) | 664,600(9.0%) |
信用買残(出来高割合) | 2,317,200(31.6%) |
貸借倍率 | 3.49倍 |
信用売残(出来高割合) | 448,800(5.94%) |
信用買残(出来高割合) | 2,494,300(33.0%) |
貸借倍率 | 5.56倍 |
レーザーテックは半導体装置メーカーとして、ここ数年の半導体バブルの先導株として相場を引っ張り続けてきた銘柄です。
しかし足元で半導体関連銘柄は軒並み下落しており、私としてもシリコンサイクルの終焉を迎えているのではないかと考えています。再びの上昇は3-5年後あたり?
出来高を伴った下落が見えたら機関投資家が抜けている証拠ですので、高PER銘柄は売却するのがセオリーです。
業績


同業他社分析

1年リターンで見ると66.7%と同業他社で一番伸びた銘柄ですが、ここ1ヶ月で見ると-29.1%と一番落ちている銘柄になっています。山高ければ谷深し。。
因みにレーザーテックについては個別に記事を書いていますので、こちらも参考にしてみてください。
⇒【企業別分析】レーザーテック(6920)
6861 キーエンス
企業概要
時価総額 | 13,125,936 百万円 | 業種別 時価総額順位 | 電気機器 2 / 247 社 |
出来高 | 46,774,392 千円 | 上場市場 | 東証1部 |
外国法人持株比率 | 47.2% | 監査法人 | 有限責任監査法人トーマツ |
業務内容 |
計測制御機器大手。商品開発や直接販売に特化し、生産現場と開発分野用途のセンサ、測定器を展開。省力化需要を自ら創出できるビジネスモデルに強み。大気中で分析可能なレーザ元素分析ヘッドを投入。中間期は利益急伸。 記:2021/12/29 |
転載元:FISCO
テクニカル分析


信用売残(出来高割合) | 47,400(5.5%) |
信用買残(出来高割合) | 534,400(61.9%) |
貸借倍率 | 11.27倍 |
信用売残(出来高割合) | 51,400(5.1%) |
信用買残(出来高割合) | 637,400(63.4%) |
貸借倍率 | 12.4倍 |
コロナ前はレンジ、その後急上昇をしています。
ただ75,000円の壁を超えることができずに出来高を伴う下落となっています。
信用買い残のボリュームが気になります。
業績


2018年3月期あたりから業績が伸び始め、コロナでいったん下落を見せていますが、直近の四半期でも利益が伸びています。
利益の伸び悩みが見えていることもあり売られているのかもしれません。
同業他社分析

6506 安川電機
企業概要
時価総額 | 1,264,111 百万円 | 業種別 時価総額順位 | 電気機器 21 / 247 社 |
出来高 | 6,610,014 千円 | 上場市場 | 東証1部 |
外国法人持株比率 | 29.4% | 監査法人 | EY新日本有限責任監査法人 |
業務内容 |
大手ロボット・メカトロニクスメーカー。ACサーボモータやインバータ、アーク溶接ロボットで世界トップシェア。モーションコントロール部門は好調。中国では5G関連需要が増加。22.2期3Q累計は収益伸長。 記:2022/01/26 |
転載元:FISCO
テクニカル分析


信用売残(出来高割合) | 261,500(18.7%) |
信用買残(出来高割合) | 915,600(65.5%) |
貸借倍率 | 3.5倍 |
信用売残(出来高割合) | 279,200(13.1%) |
信用買残(出来高割合) | 921,500(43.1%) |
貸借倍率 | 3.3倍 |
安川電機はコロナショック後順調に上昇していましたが、6,000円の高値を超えられずいる状況です。
2021年1月から続くレンジの中にありますが4,600円のサポートを下に突き破りそうですね。
4,600円のサポートは2021年5月、2021年10月にも機能していますが、その際は大きな出来高を持って反発しています。一方で今回のチャレンジはサポートに出来高を持った反発がありません。
ただ最近では出来高を伴う反発が見られましたので、底入れした可能性もあります。
信用買い残のボリュームが大きい点について注意が必要です。
業績


コロナショックの影響を受けて2020年3月期、2021年3月期は業績が落ち込みましたが2022年3月期はコロナ前まで回復してます。
ただその業績も四半期で見ると伸び悩みを見せています。
同業他社分析

8267 イオン
企業概要
時価総額 | 2,315,397 百万円 | 業種別 時価総額順位 | 小売業 3 / 347 社 |
出来高 | 5,123,739 千円 | 上場市場 | 東証1部 |
外国法人持株比率 | 13.6% | 監査法人 | 有限責任監査法人トーマツ |
業務内容 |
国内流通2強の一角。GMSを中心に多様な業態を手掛ける。海外は中国、東南アジアに進出。マヨネーズなどのトップバリュ主要単品は売上好調。GMS事業は損益改善。営業原価減少。22.2期3Qは2桁営業増益。 記:2022/01/29 |
転載元:FISCO

テクニカル分析


信用売残(出来高割合) | 1,279,800(66.0%) |
信用買残(出来高割合) | 1,183,200(60.7%) |
貸借倍率 | 0.92倍 |
信用売残(出来高割合) | 1,169,200(51.9%) |
信用買残(出来高割合) | 1,006,100(44.7%) |
貸借倍率 | 0.86倍 |
信用売残(出来高割合) | 1,180,900(55.0%) |
信用買残(出来高割合) | 724,000(33.6%) |
貸借倍率 | 0.61倍 |
コロナショック以降は右肩上がりでしたが、2021年に入ってからは25週移動平均線をレジスタンスに下落トレンドとなっています。

直近1年でみると下落した際に出来高を伴っている点が気になります。
安値を切り上げてきているので、レジスタンス突破ラインで損切をすべきです。
信用買い/売りについては、両方ともボリュームがありますが、ネットすると大した金額ではないので問題ないです。
業績


業績は営業利益、経常利益ベースでは横ばいですが、毎期当期純利益が少ないです。
四半期の推移をみると直近1年は利益が右肩下がりなのも気になります。
セグメント別経営成績の状況
セグメント | 直近の業績 |
---|---|
GMS(総合スーパー)事業 |
GMS事業は、営業収益2兆4,353億5百万円(対前年同期比97.7%)、営業損失291億59百万円(前年同期より103億91百万円の改善)となりました。 |
SM(スーパーマーケット)事業・DS事業 |
SM事業は営業収益1兆8,885億88百万円(対前年同期比98.8%)、営業利益164億41百万円(同54.7%)となりました。 DS事業は営業収益2,911億26百万円(対前年同期比97.3%)、営業利益13億7百万円(同44.5%)となりました。 ※GMSとの違いは取り扱い商品です。スーパーは主に食料品、日用品のみを取り扱います。GMSはこれに加え、衣料品や家電など幅広い商品を扱います。 |
ヘルス&ウエルネス事業 |
ヘルス&ウエルネス事業は、営業収益7,601億56百万円(対前年同期比106.2%)、営業利益289億60百万円(同91.2%)となりました。 |
総合金融事業 |
総合金融事業は、営業収益3,502億16百万円(対前年同期比96.9%)、営業利益465億19百万円(同178.0%)となりました。 |
ディベロッパー事業 |
ディベロッパー事業は、営業収益2,704億34百万円(対前年同期比114.2%)、営業利益283億91百万円(同118.3%)となりました。 ※ディベロッパー事業とは、ショッピングセンターの開発からテナント募集、ショッピングセンターの維持管理を行うことです。 |
サービス・専門店事業 |
サービス・専門店事業は、営業収益5,114億51百万円(対前年同期比107.9%)、営業損失41億10百万円(前年同期より106億15百万円の改善)となりました。 |
国際事業 |
国際事業は、営業収益3,024億81百万円(対前年同期比95.6%)、営業利益7億21百万円(同22.4%)となりました。 |
利益の稼ぎ頭はSM事業、ヘルス&ウエルネス事業、総合金融事業、ディベロッパー事業で足を引っ張っているのがGMS事業です。
その稼ぎ頭であるSM事業とヘルス&ウエルネス事業で前年同期減益となっており、総合金融事業が急伸とイオンカードで持っている会社のようになってきているのでしょうか。
同業他社分析

規模は一番大きいのにアナリスト評価は「売り」、同業他社は「強い買い」ってどうなんでしょう。
ただ業績を見る限り順調ではなさそうなのは確かです。
3923 ラクス
企業概要
時価総額 | 314,591 百万円 | 業種別 時価総額順位 | 情報・通信業 35 / 552 社 |
出来高 | 6,989,951 千円 | 上場市場 | 東証1部 |
外国法人持株比率 | 18.6% | 監査法人 | 有限責任 あずさ監査法人 |
業務内容 |
クラウド型経費精算システム「楽楽清算」が主力。IT技術者派遣も。22.3期上期は中計目標(26.3期に最終益100億円以上)達成に向けた先行投資が利益を圧迫。だがクラウドビジネスが好伸し、3割超の増収に。 記:2022/01/03 |
転載元:FISCO
テクニカル分析


信用売残(出来高割合) | 425,100(10.3%) |
信用買残(出来高割合) | 708,300(17.2%) |
貸借倍率 | 1.67倍 |
信用売残(出来高割合) | 844,900(26.4%) |
信用買残(出来高割合) | 850,000(26.7%) |
貸借倍率 | 1.01倍 |
2021年9月あたりにピークを付けてから右肩下がりです。直近では出来高を伴って下落しています。
52週移動平均線を下に突き破っており、下落傾向にあることは間違いありません。
業績


売上は上昇傾向にあることは間違いありませんが、2022年3月期に入って利益が大幅に落ち込んでいますね。
これは将来の成長投資のために広告宣伝費にお金を使ったからとのことですが、売上を伸ばすには広告宣伝をこれくらいやらないといけないということの現れですし、広告宣伝の割には売り上げが伸びていないようにも見えます。
セグメント別経営成績の状況
セグメント | 直近の業績 |
---|---|
クラウド事業 |
クラウド事業は引き続き楽楽明細の新規受注が好調に推移しており、その他のサービスの新規受注も楽楽精算を筆頭に堅調に推移しているため、クラウド事業の顧客数が前年同期に比べ大幅に増加した結果、売上高は7,671百万円(前年同期比36.8%増)となりました。利益面では、新中期経営目標を高い水準で達成するために成長投資を強化していることから、セグメント利益は758百万円(前年同期比53.6%減)となりました。 |
IT人材事業 |
IT人材事業は前期において新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で稼働率が低下しましたが、顧客側でリモートワーク下でのオンボーディングノウハウが蓄積されたことから順調にアサインが進み、稼働率が回復したためエンジニアを増員しております。この結果、売上高は1,802百万円(前年同期比22.8%増)、セグメント利益は130百万円(前年同期比80.4%増)となりました。 |
月次進捗

HPに2022年3月期月次売上高(1月度)のお知らせがありましたので確認すると、直近年度では売上高の前年同期比の成長率が減少傾向にあります。
成長株は成長率が高PERを保つ根拠となるので、いやな兆候といえます。
同業他社分析

実績PER256.4倍、チャートの形を見る限り成長株銘柄です。
成長株銘柄にしては(当期は広告宣伝費の影響もある)純利益率が低いです。
3769 GMOペイメントゲートウェイ
企業概要
時価総額 | 780,892 百万円 | 業種別 時価総額順位 | 情報・通信業 15 / 552 社 |
出来高 | 3,071,999 千円 | 上場市場 | 東証1部 |
外国法人持株比率 | 32.5% | 監査法人 | EY新日本有限責任監査法人 |
業務内容 |
総合決済処理・代行サービス会社。クレジットカード決済代行を柱に、後払い決済、海外決済代行などを展開。BtoB取引向け後払い決済を強化。キャッシュレス決済拡大やEC市場成長が寄与し、21.9期は増収増益。 記:2021/12/25 |
転載元:FISCO
テクニカル分析


信用売残(出来高割合) | 64,100(21.0%) |
信用買残(出来高割合) | 184,400(60.5%) |
貸借倍率 | 2.88倍 |
信用売残(出来高割合) | 55,200(14.7%) |
信用買残(出来高割合) | 164,900(44.0%) |
貸借倍率 | 2.99倍 |
GMOペイメントゲートウェイはコロナショックの際も落ち込みをあまり見せずに、ずーっと右肩上がりで成長してきた成長株ですが、2022年に入ってから出来高を伴い下落しています。
信用買い残は比較的ボリュームがある点に注意が必要です。
業績


業績はそこまで悪くないように見えますが、株価は下落していますね。どうしてでしょうね。市場全体が落ちたから?それにしては下落率がすごいです。
株価は答えなので、「業績がいいのにこの株価はおかしい!」なんていって買いポジションを持つと焼かれる可能性大です。
出来高を伴う売却の時は機関投資家が抜けているので、それに逆らわないようにしましょう。

セグメント別経営成績の状況

セグメント | 直近の業績 |
---|---|
決済代行事業 |
決済代行事業については、主にオンライン課金分野・継続課金分野と対面分野における決済代行サービス、金融機関・金融サービス事業者等に向けた支援サービスの拡大に取り組んでおります。 オンライン課金分野・継続課金分野において、EC市場及びキャッシュレス決済の拡大により少額決済が増加、また巣籠消費の定着に伴う日用品、デジタルコンテンツや公金・公共料金等の決済も増加いたしました。 対面分野においては、感染拡大に伴う実店舗での影響を加盟店の業態によって受けやすい環境にあるものの、現金を媒体としない安心な支払い手段として対面キャッシュレス決済市場の拡大が進んだことに伴い端末販売が好調に推移し、さらに、前連結会計年度に引き続き、次世代決済プラットフォーム「stera」端末の販売台数も増加したことが、イニシャル売上と当セグメントの決済処理件数・金額の拡大に繋がりました。また、注力市場である自動精算機や券売機等の無人決済市場(Unattended Market)での案件の受注も順調に推移しております。 |
金融関連事業 |
金融関連事業(マネーサービスビジネス:MSB)については、加盟店のニーズに応える入金サイクルを設定し、キャッシュ・フロー改善に資する早期入金サービスや、決済データ等を活用して成長資金を提供する加盟店向け融資サービスであるトランザクションレンディング、海外FinTech事業者に向けたレンディングサービス、送金サービス、給与即時受け取りサービスの「即給 byGMO」のほか、連結子会社であるGMOペイメントサービス株式会社を通じて「GMO後払い」を提供しております。 早期入金サービスが決済代行事業の拡大に伴い好調に推移し、海外 |
決済活性化事業 |
決済活性化事業については、商品の売れ行きを確認しながら広告運用や分析を行い当社グループ加盟店の売上向上に繋げるマーケティング支援サービスや、医療受付現場の業務効率化に繋がる医療特化型予約管理システム「メディカル革命 byGMO」等を提供する連結子会社のGMO医療予約技術研究所株式会社のサービスを提供しております。 |
同業他社分析

業績が悪くないのに売られているとしたら、投資家が期待した成長率を維持できてないことが理由です。
高PER銘柄は成長率に陰りがみられるとすぐに売られます。
4902 コニカミノルタ
企業概要
時価総額 | 252,840 百万円 | 業種別 時価総額順位 | 電気機器 49 / 247 社 |
出来高 | 1,632,734 千円 | 上場市場 | 東証1部 |
外国法人持株比率 | 18.7% | 監査法人 | 有限責任 あずさ監査法人 |
業務内容 |
複合機やデジタル印刷機が主力。計測機器や機能材料、医療機器なども手掛ける。海外売上比率が高い。デジタルワークプレイス事業は売上堅調。オフィスユニットでは消耗品等の売上が増加。22.3期2Qは2桁増収。 記:2021/12/29 |
転載元:FISCO
テクニカル分析


信用売残(出来高割合) | 1,520,800(46.7%) |
信用買残(出来高割合) | 4,292,400(132.0%) |
貸借倍率 | 2.82倍 |
信用売残(出来高割合) | 1,299,400(26.1%) |
信用買残(出来高割合) | 4,882,300(94.1%) |
貸借倍率 | 3.76倍 |
中長期チャートで下落トレンドにあるコニカミノルタ。
コロナバブルで上昇したものの、再び下落トレンドとなっています。
2021年11月以降は下落した際には出来高が増えて、上昇した際には出来高が減る傾向にあります。
気になるのは信用買い残の多さ。ネットでは減少傾向にありますが、それでも0.7日分が残っています。
業績


コロナショックになる前から業績は落ち始めています。
直近1年は四半期ベースでも減収減益となっていることがわかります。
同業他社分析

オフィス機器業界的にあまりモメンタムがよくなさそうですね。
6951 日本電子
企業概要
時価総額 | 343,725 百万円 | 業種別 時価総額順位 | 電気機器 40 / 247 社 |
出来高 | 4,132,557 千円 | 上場市場 | 東証1部 |
外国法人持株比率 | 34.1% | 監査法人 | 有限責任監査法人トーマツ |
業務内容 |
大手理化学機器メーカー。電子光学機器や分析機器に加え、半導体関連機器、医用機器等を製造、販売する。電子顕微鏡で大手。22.3期上期は受注が好調に推移した。また、円安や原価率の改善により利益が伸長した。 記:2022/01/04 |
転載元:FISCO
テクニカル分析


信用売残(出来高割合) | 82,100(13.0%) |
信用買残(出来高割合) | 1,077,800(171.0%) |
貸借倍率 | 13.13倍 |
信用売残(出来高割合) | 57,400(7.8%) |
信用買残(出来高割合) | 1,009,600(136.9%) |
貸借倍率 | 17.59倍 |
信用売残(出来高割合) | 84,900(12.4%) |
信用買残(出来高割合) | 863,000(125.9%) |
貸借倍率 | 10.16倍 |
右肩上がりの成長株のチャートですね。
直近で下落がありますが、どうなんでしょうね。下落している最中の出来高はそんなに大きくなく、むしろ反発の際に出来高が増えています。
気になるのは信用買い残の多さですね。信用売りとのネットでも残高だけで1.1日分。ただ、だいぶ減ってきていますね。
業績


同業他社分析

同業他社を見るとオフィス機器企業ばかりですが、日本電子は半導体特需で業績好調株高だったと思われるのでその反動を受けるかもしれません。

2801 キッコーマン
企業概要
時価総額 | 1,543,309 百万円 | 業種別 時価総額順位 | 食料品 5 / 128 社 |
出来高 | 7,478,566 千円 | 上場市場 | 東証1部 |
外国法人持株比率 | 16.3% | 監査法人 | EY新日本有限責任監査法人 |
業務内容 |
しょうゆメーカー最大手。しょうゆや調味料に加え、つゆやたれ、缶詰等の食品、トマトジュースや野菜飲料等の飲料、酒類を製造、販売する。22.3期3Q累計は食品と酒類が堅調に推移した。海外も食品が好調だった。 記:2022/02/25 |
転載元:FISCO
テクニカル分析


信用売残(出来高割合) | 85,700(9.2%) |
信用買残(出来高割合) | 56,000(6.0%) |
貸借倍率 | 0.65倍 |
順調に右肩上がりでしたが、9,500円付近の高値を更新できずに下落しています。直近では出来高を伴って下落しています。
業績


コロナショックで一時的に落ち込んでいますが、それ以降売上、利益ともに過去最高を記録しています。
一点気になることは、最近のインフレにより大豆価格が高騰しており、これを受けて2022年2月に国内醤油と豆乳を値上げしています。
今後もインフレが続くようであれば業績に大きな影響を与えてくると思います。
セグメント別経営成績の状況
セグメント | 直近の業績 |
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国内 食料品製造・販売事業 |
当事業は、しょうゆ部門、つゆ・たれ・デルモンテ調味料等の食品部門、豆乳飲料・デルモンテ飲料等の飲料部門、みりん・ワイン等の酒類部門からなり、国内において当該商品の製造・販売を手がけている。 食品、酒類が堅調に推移し、しょうゆ、飲料は前年同期に及ばなかった。 国内 食料品製造・販売事業の売上収益は1,164億6千1百万円(前年同期比101.1%)、事業利益は111億7千8百万円(前年同期比106.2%)と、増収増益となりました。 |
国内 その他事業 |
当事業は、臨床診断用酵素・衛生検査薬、ヒアルロン酸等の製造・販売、不動産賃貸及び運送事業、グループ会社内への間接業務の提供等を行っている。 臨床診断用酵素は需要が回復したこともあり、前年同期の売上を上回りました。 この結果、国内 その他事業の売上収益は161億7千9百万円(前年同期比101.2%)、事業利益は14億4千9百万円(前年同期比98.9%)と、増収減益となりました。 |
海外 食料品製造・販売事業 |
当事業は、しょうゆ部門、デルモンテ部門、海外における健康食品等のその他食料品部門からなり、海外において当該商品の製造・販売を手がけている。 海外 食料品製造・販売事業の売上収益は857億7千8百万円(前年同期比115.8%)、事業利益は182億9千6百万円(前年同期比117.6%)と、増収増益となりました。 |
海外 食料品卸売事業 |
当事業は、国内外において、東洋食品等を仕入れ、販売している。 北米では、新型コロナウイルス感染症による規制が緩和され外食需要が回復してきていることから、前年同期を上回りました。また、欧州、アジア・オセアニアでも同様の理由により前年同期を上回りました。 この結果、海外 食料品卸売事業の売上収益は1,907億4千1百万円(前年同期比133.1%)、事業利益は138億6千8百万円(前年同期比178.3%)と、増収増益となりました。 |
同業他社分析

3038 神戸物産
企業概要
時価総額 | 998,640 百万円 | 業種別 時価総額順位 | 卸売業 7 / 325 社 |
出来高 | 5,007,480 千円 | 上場市場 | 東証1部 |
外国法人持株比率 | 16.3% | 監査法人 | 有限責任監査法人トーマツ |
業務内容 |
食品販売「業務スーパー」のFC本部。PB商品と低価格が強み。外食・中食事業、エコ再生エネルギー事業も展開。外食・中食事業は売上伸長。焼肉人気などでプレミアムカルビは順調。21.10期通期は業績堅調。 記:2021/12/27 |
転載元:FISCO
テクニカル分析


信用売残(出来高割合) | 595,700(43.8%) |
信用買残(出来高割合) | 2,041,700(150.3%) |
貸借倍率 | 3.43倍 |
信用売残(出来高割合) | 659,700(52.5%) |
信用買残(出来高割合) | 1,512,400(120.3%) |
貸借倍率 | 2.29倍 |
順調に右肩上がりでしたが、4,500円付近の高値を更新できずに下落しています。ただ直近では出来高を伴って上昇している足がある、そして安値を切り上げているので上昇していくことも考えられるので損切はしっかりと。
気になるのは信用買い残の多さですが、3/13と比較して信用買い残が減少傾向にあります。
業績


直近で見ると、売上は増加しているのですが利益は減少しています。
一点気になることは、輸入材料多いので、最近のロシア・ウクライナ問題で影響を受けないかということ。
営業利益が一貫して増加傾向にありますが、その要因は売上高、粗利益の増加ではなく、販管費の減少によってもたらされています。
売上は青天井にどこまでも伸びるものですが、販管費は削減できる限界があるので今のままだと営業利益の増加は止まるものと予想されます。
セグメント別経営成績の状況

セグメント | 直近の業績 |
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業務スーパー事業 |
当事業は、「業務スーパー」のFC本部として商品の企画、開発及び調達等を行っております。また、食材供給拠点として、国内外の連結子会社で食品の生産も行っております。 「業務スーパー」は業務用ユーザーをターゲットとしてスタートした食品スーパーでありますが、現在は大半が一般ユーザーの利用となっております。 |
外食・中食事業 |
当事業は、業務スーパーで構築された原材料から商品に至るまでのローコスト体制を最大限に活かし、外食・中食の分野に進出することを目的とし、主に以下の3業態を展開しております。
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エコ再生エネルギー事業 |
当事業は、再生可能エネルギーを活用した発電事業を行っており、17ヵ所の太陽光発電所で約32.1MWの発電を行っております。また、北海道白糠郡白糠町の木質バイオマス発電所では約6.2MWの発電を行っております。 |
同業他社分析

3064 MonotaRO
企業概要
時価総額 | 1,093,281 百万円 | 業種別 時価総額順位 | 小売業 6 / 347 社 |
出来高 | 7,147,709 千円 | 上場市場 | 東証1部 |
外国法人持株比率 | 80.0% | 監査法人 | EY新日本有限責任監査法人 |
業務内容 |
工場・工事用間接資材をネット販売。圧倒的な品揃えに強み。米国グレンジャー社が親会社。21.12期3Q累計はネット販売、大企業連携購買システムともに伸長し、高成長を維持。通期最高業績を見込む。連続増配予定。 記:2021/12/11 |
転載元:FISCO
テクニカル分析


信用売残(出来高割合) | 670,400(20.3%) |
信用買残(出来高割合) | 1,155,900(35.0%) |
貸借倍率 | 1.72倍 |
信用売残(出来高割合) | 766,600(26.7%) |
信用買残(出来高割合) | 984,500(34.2%) |
貸借倍率 | 1.28倍 |
2021年3月ごろ高値を付けた後下落に転じていますが、直近では出来高を伴う上昇を見せています。
長期で見ると52月移動平均線で反発しています。
52週移動平均線で押し返されるかが注目されるポイントだと思います。
貸借倍率が下がっているのもよい傾向でしょう。
業績


2021年12月期までは売上、利益ともに増大してきています。
2021年12月期は四半期ごとに利益が落ちていましたが最後の4Qで伸びを見せています。
2022年12月期の予想利益は横ばいとなっています。
セグメント別経営成績の状況
MonotaROは単一セグメントのため、セグメント別の開示はされていません。
月次進捗


HPに2022年12月期1月度月次業績に関するお知らせがあったので前年同期比の推移を見てみると、去年の初めから127%⇒120%⇒117%となっているので、成長率に陰りが見えてきている可能性があります。
2022年12月期2月度月次業績に関するお知らせが更新されていたので確認すると2月度は前年同期比121.4%と回復傾向にある一方で、新規顧客獲得数が103.0千アカウントと過去1年で最低を記録しています。
同業他社分析

規模は一番大きいのにアナリスト評価は「保有」、同業他社は「強い買い」となっています。
高PER銘柄は成長に陰りが見え始めると真っ先に売られます。
4536 参天製薬
企業概要
時価総額 | 522,532 百万円 | 業種別 時価総額順位 | 医薬品 11 / 73 社 |
出来高 | 1,138,927 千円 | 上場市場 | 東証1部 |
外国法人持株比率 | 46.5% | 監査法人 | 有限責任 あずさ監査法人 |
業務内容 |
眼科領域に強みを持つ医薬品メーカー。緑内障や網膜疾患等の国内医療用眼科薬のシェアトップ。一般用眼科薬や医療機器も展開。日本は増収。エイベリス点眼液、アレジオン点眼液等が好調。22.3期2Qは増収増益。 記:2021/12/10 |
転載元:FISCO
テクニカル分析

SBI証券
信用売残(出来高割合) | 23,800(2.7%) |
信用買残(出来高割合) | 423,900(48.3%) |
貸借倍率 | 17.81倍 |
ここ5-6年はレンジ相場が続いていますが、下に抜けようとしています。
この1,400円付近のサポートでは大きな出来高を伴う買いが入っていましたが、最近ではだらだらと下がっています。
信用買い残のボリュームが大きい点についても注意が必要です。
業績


売上は伸びていますが、利益は伸びておりません。
同業他社分析

2021年3月期はコロナの影響もあり減益となっていたので、実績PERは105倍ですが2022年3月期の予想PERは17.9倍です。
投資計画
