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【企業別分析】キムラユニティー(9368)

キムラユニティー株式会社について有価証券報告書や中期経営計画、ニュースリリースから投資価値を独自に分析していきます。

記事の最後には、EPSと株価の相関関係から算出した株価予想も記載していますので、最後まで読んでいただけますと幸いです。

企業概要

企業名キムラユニティー株式会社
上場市場(上場年月)東証スタンダード(1995/3)
時価総額(業種別時価総額順位)185億円(倉庫・運輸関連業 17 / 39 社)
外国法人持株比率2.6%
予想配当利回り3.83 %
監査法人有限責任監査法人トーマツ
業務内容トヨタ向け部品梱包が柱の物流会社。修理用補給部品を軸に車両リースや車両整備、システム開発なども手掛ける。物流サービス事業は増収。格納器具製品事業の受注量増が寄与。為替差益増。23.3期2Qは2桁経常増益。 記:2023/01/13

  転載元:FISCO

事業内容

キムラユニティーは1881年(明治14年)の創業以来、自動車産業の発展とともに、「物流サービス」、「自動車サービス」、「情報サービス」、「人材サービス」と事業展開を行ってきました。

そして、お客様とのお取引の中で培ったノウハウをもとに、国内市場の枠を超えて海外へ展開するとともに、幅広い分野の物流サービスを手がけるなど、お客様の多様化・高度化するニーズにお応えする形で事業領域を拡大してきました。

キムラユニティーは、「会社はお客様のためにあり、社員とともに会社は栄える」を経営理念として、常に「お客様の価値実現」と「従業員の活力向上」を事業活動の根幹に置き、「物流サービス」、「自動車サービス」、「情報サービス」、「人材サービス」の4つの複合的なサービスを通して、国内・海外で広く事業を展開しています。

目標とする経営指標

当社グループの経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標は、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益、1株当たり当期純利益、ROE(自己資本利益率)であります。

具体的な目標値としては、ROE(自己資本利益率)8.0%以上を目指し取り組みを推進しております。

なお、ROE(自己資本利益率)につきましては、当社が属している「運輸に付帯するサービス」の業種平均値等を参考に設定しております。

バフェットコード

事業セグメント

キムラユニティーの事業セグメントは、以下の通りです。

セグメント取扱商品またはサービスの内容
物流サービス事業包装、梱包、入出庫作業・格納器具製品製造等を行う。
様々な業種の物流センターの企画、運営や改善、さらに輸配送の手配に至るまで、大手自動車メーカーの物流パートナーとして培ったノウハウを活かして、質の高いサービスをご提供します。また、台車や格納器具など物流機器や付帯設備の設計・製造も行っています。

事業の特徴としては、トヨタ生産方式をベースに「業務の標準化」、「継続的な改善」、「ロジスティクスIT」を物流最適化のキーワードとして、品質向上・生産性向上に取り組んでいます。
自動車サービス事業自動車リース、車両整備、自動車販売、保険代理店等を行う。
車両リース、メンテナンス、保険、自動車販売、カー用品販売、さらには事故防止のためのコンサルティングを行うドライバーズセーフティーサービスに至るまで、車のアフターサービスマーケットに特化した法人向けのカーマネジメントサービス、個人向けのカーライフサービスを展開しています。
情報サービス事業システム開発、包括保守及びネットワーク関連サービス等を行う。
国内・海外で物流システムを構築してきた実績をもとに、コンサルティング/システム開発から保守サービスまで、お客様に最適なシステムをご提供します。
人材サービス事業人材派遣サービス、アウトソーシングサービス等を行う。
専門分野における人と仕事を繋げる人材コンサルタントとして、次代を見据えた企業の戦力向上に貢献するとともに、人材の確保・活用・育成のあり方をご提案します。

売上高としては「物流サービス事業」が最も大きく、残りは「自動車サービス事業」で構成されています。

利益は「物流サービス事業」で太宗が稼得されています。

そのほか「自動車サービス事業」からも安定して利益が計上されています。

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毎期3Qは多くの利益を計上しています。

業績

キムラユニティーの過去の業績は以下の通りです。

SBI証券

EPSの推移と予想EPS

四季報データより作成

毎年増収増益となっています。

四半期EPS推移

四季報データより作成

2023年3月期3Qは、売上高は440億円(前年同期比+5.4%増)、営業利益は25.4億円(前年同期比+14.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は31.2億円(前年同期比+14.3%増)となりました。

物流サービス事業

売上高は、国内包装事業における主要顧客からの受注量の減少はあったものの、格納器具製品事業の受注量の増加等により、31,660百万円(前年同期比6.3%増収)となりました。

中国子会社広州広汽木村進和倉庫有限公司及び北米子会社KIMURA,INC.における受注量の増加等が目立っています。

営業利益は、工場稼働の停止等物量の減少に伴う生産性の悪化もある中、現場第一線での日々決算活動の推進による収益力向上等により、3,021百万円(前年同期比3.5%増益)となりました。

24年3月期は国内外で物流サービスが伸長し、営業増益続く見込みとなっています。

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主力の物流サービス事業は、トヨタ関連の包装が下期に復調、格納も受注増となっています。

自動車サービス事業

売上高は、国内子会社株式会社スーパージャンボの新車販売台数の減少等の影響により、10,497百万円(前年同期比0.2%減収)となりました。

営業利益は車両リース事業におけるリース満了車の売却価格の改善等により、558百万円(前年同期比15.0%増益)となりました。

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自動車サービス事業は、軽自動車販売減をリース満了車の販売で補っています。

中期経営計画

キムラユニティーは2024年3月期を最終年度とする「中期経営計画2023」を策定しております。

各種施策の展開を着実に実施し、成果に確実に結びつけることにより、以下の各種数値目標達成を掲げています。

また、連結配当性向は業績や設備投資計画を踏まえつつ、30%以上を目標としております。

テクニカル分析

TradingView
TradingView

堅調な業績を背景に直近2年間は上昇トレンドにあり、最高値の842円にトライ中です。

株価予想

EPSと株価の相関関係を使用して将来の価格を予想してみます。

株価からBPSを控除した金額の時間推移を利用した予測モデルをModel1、株価とEPSの相関を使用した予測モデルをModel2としています。

相関係数はModel1で63.3%、Model2で68.6%となっておりますので、株価とEPSにはかなり相関があるといえます。

相関係数の絶対値一般的な解釈
0~20%ほとんど相関関係がない
20~40%やや相関関係がある
40~70%かなり相関関係がある
70~100%強い相関関係がある

Model1

Model1で算出した価格は2023年3月期で872円、2024年3月期で1,118円となっています。

Model2

予想EPSは2023年3月期が121.7円、2024年3月期が121.7円となっており、Model2で算出した価格はそれぞれ788円788円となっています。