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【企業別分析】アシロ(7378)

株式会社アシロについて有価証券報告書や中期経営計画、ニュースリリースから投資価値を独自に分析していきます。

アシロの企業概要

企業名 株式会社アシロ 設立年月日 2016/4
時価総額 58億円 業種別 時価総額順位 サービス業 329 / 521 社
上場年月 2021/7 上場市場 東証グロース
従業員数 連 51 名 単 47 名 外国法人持株比率 8.5%
予想配当利回り 0% 監査法人 EY新日本有限責任監査法人
業務内容 離婚弁護士ナビ、あなたの弁護士等の運営を行うリーガルメディア関連事業が主力。転職メディア「キャリズム」や探偵メディアなどの運営も。リーガルHR事業は伸長。成約者数などが順調増。22.10期2Qは業績好調。 記:2022/07/04

  転載元:FISCO

アシロの事業について

アシロの社名は、世界最深地点で生存が確認された深海魚の名前(ヨミノアシロ)を拝借しており、「アシロに関わる人を誰よりも深く幸せにすることで、よりよい社会の実現に貢献する」という企業理念の下、表層的なサービスではなく、日常生活の基盤やインフラと成り得るサービスの創出を目指しています。

上記の企業理念の下、社会的基盤である法律・弁護士業界とインターネットを結びつけた事業を営んでいます。

具体的には、アシログループが有するデジタル技術やウェブマーケティングノウハウを活用して、インターネット上で法律情報や弁護士情報等を提供するリーガルメディア関連事業」を主要事業としています。

また、当該事業を拡大する中で蓄積した弁護士業界のネットワークや知見、インターネット上での求職者の集客ノウハウを活かし、主に弁護士有資格者の人材紹介サービスを提供するリーガルHR事業」を2020年より開始しています。

ビジネスモデル

(弁護士を主な顧客とする)リーガルメディアの収益は主に月額定額の掲載料収入(サイト内の有料広告の掲載枠数に、月額定額の掲載枠単価を乗じた金額)であり、掲載枠数の増加に比例して収益が伸長するストック型の収益構造であることから、安定的な成長を目指すことが出来るビジネスモデルとなっています。

目標とする経営指標

アシログループは、収益の大部分を占める「リーガルメディア」の有料広告の掲載枠数を主要な経営指標と位置づけています。

なお、掲載枠数は、顧客である弁護士がサイト内で出稿している有料広告の枠の数であり、掲載枠数に掲載枠単価を乗じた金額を顧客である弁護士から得ています。

また、掲載枠数増加のためには顧客満足度の改善が必須であることから、解約率についても主要な経営指標と位置づけています。

事業セグメント

アシロの事業セグメントは以下の通りです。

セグメント 取扱商品またはサービスの内容
リーガルメディア関連事業

リーガルメディア及び派生メディアのサイト運営を行う。

リーガルメディア関連事業は、弁護士へのマーケティング支援サービスを提供しているリーガルメディアと、弁護士以外の広告主へのマーケティング支援サービスを提供している派生メディアに分類され、運営する主要なサイトとその概要を図で示すと以下のとおり。

リーガルHR事業

主に弁護士有資格者の人材紹介サービスを行う。

リーガルHR事業は、法律事務所や法務人材を必要としている企業に対して、弁護士有資格者を紹介し、双方の求人ニーズ及び転職ニーズをマッチングする人材紹介サービスを提供し、弁護士専門の転職サイト「NO-LIMIT」を運営しています。

売上、利益ともに「リーガルメディア関連事業」で太宗が計上されており、そのほか「リーガルHR事業」も成長してきていることがわかります。

アシロの業績

アシロの過去の業績は以下の通りです。

EPSの推移と予想EPS

四季報データより作成

2021年の上場以降、順調に増収増益となっている企業です。

四半期EPS推移

四季報データより作成

2022年10月期2Qの進捗では、売上収益が1,021百万円で前年度に比べ+38.8%の増収、営業利益は302百万円で+55.1%の増益、四半期利益は205百万円で+68.3%の増益となりました。

2022年10期、2023年10期ともに増収増益となることが予想されています。

通期業績予想の上方修正

2022年7月19日に2022年10月期の業績を上方修正しています。

リーガルメディアの掲載数の積み上げが好調であること、転職市場の回復により派生メディアが想定以上に伸長していること、そしてGoogleアルゴリズムの変更の影響が当初よりも軽微であったことが売上収益の修正要因となっています。

セグメント別業績

リーガルメディア関連事業

収益の大部分を占めるリーガルメディアでは、営業活動に加えて契約後の顧客サポートを行うカスタマーサクセス活動の強化により、新規契約数を増加させるとともに解約率の引き下げに注力するなどした結果、2022年4月における掲載枠数は1,696枠(前年同月比21.0%増加)、掲載顧客数は684件(前年同月比26.0%増加)となり、順調に伸長しています。

また、派生メディアにおいては、経済正常化に向けた企業の採用意欲の高まり等を受けて、転職メディア「キャリズム」の案件数が増加し、当第2四半期連結累計期間における問合せ数は17,411件(前年同期比79.9%増加)となり、大幅に増加した結果、増収増益となっています。

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新ブランド「ベンナビ」の今期中のリリースに向けた準備を進行中!

2022年10期の見通し

2Q時点でリーガルメディアの掲載数の積み上げが好調となっており、2022年10月期も前年度を大きく超えるものと予想される。

毎月リリースされている「主要事業の掲載顧客数のお知らせ」でも以下のように足元でも大幅に顧客を獲得できている。

掲載顧客数は2022年7月、8月と+5件、+1件と他の月と比べて伸びが少なくなっています。

2021年10月期は問い合わせ数が減少したものの、2022年10月期は転職市場の回復により派生メディアが想定以上に伸長している。

リーガルHR事業

前々連結会計年度より事業を開始し、人材紹介サービスの登録者数並びに成約者数が順調に増加しており、2022年10月期の1Q,2Qにおいてはどちらも黒字転換しています。

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HR領域における、今期中の新規事業立ち上げに向けた準備を進行中!

2022年10期の見通し

2Q時点ですでに前年よりも新規登録者数を上回り、売上収益も前年通期と同程度計上している。

テクニカル分析

TradingView

相場環境が悪化していたこともあり2021年夏に上場してから大幅に下落していましたが、業績好調ということもあり直近では緩やかな上昇基調となっています。

成長率が50%近いのにPERは20倍未満と過熱感もなく、このまま順調にいけば上場来高値を更新していくものと考えています。