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【企業別分析】ウェルネット(2428)

ウェルネット株式会社について有価証券報告書や中期経営計画、ニュースリリースから投資価値を独自に分析していきます。

記事の最後には、EPSと株価の相関関係から算出した株価予想も記載していますので、最後まで読んでいただけますと幸いです。

ウェルネットの企業概要

企業名 ウェルネット株式会社 設立年月日 1983/4
時価総額 107億円 業種別 時価総額順位 サービス業 247 / 517 社
上場年月 2004/12 上場市場 東証プライム
従業員数 連 未発表 名 単 129 名 外国法人持株比率 1.0%
予想配当利回り 2.93 % 監査法人 EY新日本有限責任監査法人
業務内容 大手決済サービス会社。代金決済や電子請求、電子決済等のサービスに加え、携帯認証ソリューションの開発も行う。e会員ドットコムは本格的な拡販開始。22.6期通期は2桁増益。配当性向は50%以上を継続へ。 記:2022/08/17

  転載元:FISCO

ウェルネットの事業について

ウェルネットは、事業者と消費者を結ぶ決済サービスの提供を中心とした決済・認証事業を行っています。

目標とする経営指標

ウェルネットは目標とする経営指標は定めておりませんが、配当性向については50%以上を継続する方針となっています。

事業セグメント

ウェルネットの事業セグメントは以下の通りです。

セグメント 取扱商品またはサービスの内容
決済・認証事業

主力商材は「マルチペイメントサービス」です。

マルチペイメントサービスは、請求書・払込取扱票など紙を使って代金請求及び回収を行うビリングサービスと、請求書・払込取扱票など紙を使わず代金回収を行うE-ビリングサービス、事業者から顧客への送金を効率的に行う送金サービス(ネットDE受取サービス、コンビニ現金受取サービス)、決済システムのSaaSサービスや決済システムに付随する情報処理システムの開発を行うその他サービスの4つのサービスから構成されております。

これらのマルチペイメントサービスは、ウェルネットと提携しているコンビニにおいて24時間365日の決済が可能であり、必要なソフトウエアはウェルネットより無償使用許諾しますので、事業者はシステム開発に係る経費と時間を大幅に軽減できます。

ウェルネットが受取る手数料は、初期設定料、月額基本料金、決済毎の手数料などで構成されます。

ウェルネットの業績

ウェルネットの過去の業績は以下の通りです。

SBI証券

EPSの推移と予想EPS

四季報データより作成

四半期EPS推移

四季報データより作成

2022年6月期は、営業収益が8,950百万円(+1.2%)、営業利益は735百万円(+29.7%)、経常利益は752百万円(+13.2%)、当期純利益は532百万円(+35.1%)となっています。

業績予想の公表について

ウェルネットは2022年9月6日に「業績予想及び配当予想の公表に関するお知らせ」をリリースしており、その中で2023年6月期の業績を以下のよう予想しております。


業績予想及び配当予想の公表に関するお知らせ
これでいかに四季報の予想に依存するのは危険かがわかりますね。。四季報は経常利益予想が1,100百万円ですから。。

決済・認証事業

新型コロナウイルスの影響で売上高は減少傾向にありましたが、直近では持ち直しています。

2017年6月期から営業利益が減少傾向にあり、人員増強による人件費増大やソフトウエアなどの費用をかけた割に売上高が伸びていないことが要因でした。

中期経営計画に関するお知らせ

大手ECへの依存

ウェルネスは売上高の約半分を大手EC(アマゾンおよびヤフー)に依存しており、そのEC向けが後退するにつれて全体の売上も減少してきましたが、2022年6月期は大手EC向け後退にも関わらず好調なオンライン決済が売り上げを補う形で、全体の売上高は増加しました。

2025年に向けた事業の方向性

最後に2025年6月期にむけた中期経営計画目標を以下に載せておきます。


中期経営計画に関するお知らせ
どうやって達成するかについては記載がなかったので、あくまで目標値ですね

テクニカル分析

TradingView

上場後2016年にピークを付けた後、業績の低迷とともに株価は右肩下がりとなりました。

TradingView

直近では420-560円付近でのレンジ相場が続いていますが、この560円付近のレジスタンスを出来高を伴って抜けることができるかに注目です。

業績も改善傾向にありますので期待できそうです。

株価予想

EPSと株価の相関関係を使用して将来の価格を予想してみます。

BPSを加味した株価とEPSの相関を使用した予測モデルをModel1、単純に株価とEPSの相関を使用した予測モデルをModel2としています。

その結果、相関係数はModel1で76.4%、Model2で77.4%となっており、EPSと株価に強い相関があるといえます。

相関係数の絶対値一般的な解釈
0~20%ほとんど相関関係がない
20~40%やや相関関係がある
40~70%かなり相関関係がある
70~100%強い相関関係がある

Model1

予想EPSは2023/6期が39.2円、2024/6期が46.4円となっており、Model1で算出した価格はそれぞれ991.7円1,147.3円となっております。

Model2

予想EPSは2023/6期が39.2円、2024/6期が46.4円となっており、Model2で算出した価格はそれぞれ1,015.7円1,183.0円となっております。

ちなみに9/6に公表された会社予想EPS31.83円で算出するとModel1で831.7円、Model2で844.6円となります。